この展示、マリーアントワネットの人となりが見えてとても面白いです。
展示の前半は、フランスの王家に嫁ぎ、華やかなセレブ生活の章。
(写真はプレス内覧会で許可を得て撮影)

プライベートルームの再現も
ファッションや言動がいつも注目されて、人気の半面、批判も多かったようで・・・
誤解から始まった「首飾り事件」の顛末などは、まさにゴシップ炎上ネタ。それでまた注目を浴びるのだから、現代のセレブと変わらないです。
子育てを経て大人の魅力を兼ね備えたマリーですが、悲劇は突然訪れます。フランス革命です。
牢獄に幽閉されると、夫は処刑(家族の最後の別れのシーンを描いた絵が泣ける)。
それでもマリーは毅然とした態度を崩さず自分も処刑台に向かいます。幽閉時や処刑時に着用していた下着や靴がリアルです。

いきなり牢獄に捉えられるマリー
展示前半の明るくハチャメチャなノリと、後半の重苦しい雰囲気の落差が激しすぎてクラクラします(笑)。
その暗い空気のまま展示が終わるので、気を付けてくださいね。
今月26日まで。夜もやっているから駆け込みでどうぞ。
「ヴェルサイユ宮殿≪監修≫ マリー・アントワネット展
美術品が語るフランス王妃の真実」
2016年10月25日(火)−2017年2月26日(日)
休館なし
森アーツセンターギャラリーにて
http://www.ntv.co.jp/marie/